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調査・採取の注意点~増改築による建材の変化~
アスベスト調査分析株式会社【ARA】 調査分析事業部 分析チームです。
今回は建築物におけるアスベストの調査分析の際に注意するポイントについてご紹介します。
皆さんは、写真1のように天井の模様や色が部分的に異なっている光景を目にしたことはありますか。また写真2のように床にも同様の違和感を覚えたことがあるかもしれません。
目視調査の際に建築材料の模様や色に統一感がない場合は建築物の利用方法の変更や設備の更新、断熱性能など使用環境の改善のために増築、改修されている可能性があります。
統一感がないということは、新築時に使われていた建築材料とは異なるものが使用されていることがあります。また、施工業者や施工時期が異なる可能性もあります。
写真1の場合は、新築時にはなかったエアコンを取り付ける際に、天井材(石膏ボード)が当初と違うものに変更された可能性があります。施工時期の異なる石膏ボードの可能性があるため、それぞれ『別の検体』としてアスベストが含まれているか、含まれていないかを分析する必要があります。写真2も同様に、色の異なる床材が使用されているため、別検体として分析する必要があります。
このように、一つの部屋の天井や床などにおいても、部分的に別の建築材料が使われている可能性があるため、書面の情報だけに偏らない目視調査が必要になります。目視調査で改修工事等の痕跡の見落としがないように、慎重にアスベストの調査分析をすることが重要になります。
皆様の『知りたい』『わからない』に真摯に迅速にお応えできるよう尽力いたします。
ご相談、調査、分析のご下命はアスベスト調査分析株式会社【ARA】まで!
お気軽に0120-766-507までご連絡ください!