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クッションフロア~床材採取時の注意点~
アスベスト調査分析株式会社【ARA】 調査分析事業部 分析チームです。
今回は屋内の床に施工される「クッションフロア」についてご紹介します。
クッションフロアはビニル床シートと呼ばれる建材のひとつで、塩化ビニル樹脂を主原料としています。
耐水性・耐久性に優れ、適度なクッション性があることも利点とされています。
「重い物を置くと跡が残る」というデメリットはあるものの、特に防水性能が高いことから、洗面所やトイレ、キッチン周りなどによく施工されています。
クッションフロアの断面を見てみると、クリア層(透けている層)・プリント層(柄が描かれている層)・発泡層・裏打ち材の4層で構成されていますが、このうち、裏打ち材にアスベスト(石綿)が入っていることが多いです。
アスベストを入れることで、温度や湿度、化学薬品などの影響による建材の膨張・収縮を防ぎ(寸法安定性)、防火性を高めるという目的がありました。
アスベストが含まれたクッションフロアは1990年頃まで製造されていました。
またクッションフロアに限らず、下地に床材を張り付けるための接着剤にも、2004年前後までアスベスト含有の可能性があるので注意が必要です(但し、含有の有無を年代だけで判断しないようにご注意ください)。床材を採取する際は接着剤も十分取れているか確認してください。
皆様の『知りたい』『わからない』に真摯に迅速にお応えできるよう尽力いたします。
ご相談、調査、分析のご下命はアスベスト調査分析株式会社【ARA】まで!
お気軽に0120-766-507までご連絡ください!